「音楽」や「音」について掘り下げて難しく捉えるばかりではなく、もっと遊び感覚で接してみるのも良いですよね。

 

今回は紙コップを使い、イヤフォンプラグで鳴らせる小さなスピーカーをできるだけ安く、みじかにあるもので作ってみたいと思います。

 

まずは材料と道具など、準備するものについて説明します。

 

・材料

磁石

100円ショップで購入できました。

 

エナメル線

これは100円ショップで見つけられず、ホームセンターで100円くらいで購入しました。

 

紙コップ

あえて購入せず、棚の片隅にあったものを使います。なので若干へこんでいますね 笑

 

ボビン

本来はミシンで縫い物をするときに使うものですが、今回はエナメル線を巻くために使用します。金属製のボビンもありますがエナメル線に傷がつかないようプラスチック製を選択しました。100円ショップで購入できますので手芸品コーナーを探してみてください。

 

イヤフォン

プラグとコードの部分を使います。100円ショップで新品を買うこともできると思いますが、今回はリサイクルショップで95円で購入。後々コードを切るので新品は勿体無い感じがして、あえてリサイクル品を選びました。

 

セロハンテープ

 

 

・工具など使う道具

ニッパー

一応準備しましたが、今回はイヤフォンのコードを切る時しか使いませんでした。丈夫なハサミがあれば代用できると思います。

 

紙ヤスリ

 

カッター

 

これだけ揃えば準備完了です。

 

ここで作業にとりかかる前に大事なテストがあります!

 

今回の工作ではイヤフォンのプラグを使うため端子がモノラルとなっています。また音を鳴らす機器はiphoneを使い、そのジャックにプラグを差し込みます。そのプラグとジャックに問題が生じないか、また音の信号が伝わるかテストしなければいけません。

特に問題は発生しませんでした。また動画では聞き取りにくいですが、イヤフォンとしては問題なく音が鳴っていました。

皆さんが実際に工作する場合も必ずテストを行ってください。光端子など規格が違うジャックに差し込むと故障の原因となります。スマートフォン以外だとラジオなどのオーディオ機器のジャックが使えると思いますので、よく調べた上でご使用ください。

それでは作業に取り掛かりましょう!

まずコイルを作ります。

ボビンにエナメル線を巻きつけます。ちょうどボビンの中央付近に小さな穴があいていたので、10cmほど外側へ出して巻いていきます。

極力綺麗に巻くようにしたので10メートルのエナメル線が全て巻けました。

巻き終わったら外側をテープで留めましょう。

エナメル線の両端を3センチほど紙ヤスリで磨きます。

次にイヤホンを切断します。

カッターを使いビニールを切り取り銅線を出します。唯一危険な作業かもしれません。小さなお子様が作業するときは気をつけてくださいね!

先ほどのエナメル線と繋ぎます。つなぎ目はセロテープを貼っておくと良いでしょう。

次に、紙コップの裏に磁石を貼り付けます。

その上にコイルを乗せます。

とりあえずこの状態で音は出るはずです。

試しに、このままの状態で鳴らしてみましょう!

さすがに音は小さいものの、とりあえず鳴ってくれました!では紙コップを上向きにすると、どれくらいの音で鳴るでしょうか?

音の大きさに極端な違いはないように思いますが、若干広がりが感じられます。

では音を大きくするために、磁石を二つ使うとどうなるでしょうか?

磁石を二つ重ねてみました。

ぴったりくっついているので、あえてセロテープでは貼っていません。

コイルをテープで固定して、紙コップを上向きにしました。

さて音は大きくなるでしょうか?

若干ですが先ほどよりも大きくなりました!

このあと磁石を三つ、四つと増やしてみたのですが、特に変化はありませんでした。

さらに音を大きくする方法はないかと考え、紙コップを二つ重ねてみることにしました。

コイルと磁石二つをそれぞれの紙コップにセロテープで固定します。

それを重ねます。

さて、どんな音が鳴るでしょうか?

若干低音域が出てきたように感じられ、その分音域が広がり聴きやすくなりました。また紙コップ同士が共鳴しているようで音質も変化しました。

そもそもヘッドフォン端子からの出力なので音を大きくするには限界がありますが、いくつか改善することである程度解決できると思います。

・共鳴、反響させさせる

・紙コップ以外の素材

・振動を無駄なく伝える

これらを改善したスピーカーは次回の工作で試してみたいと思います。

それでは次回をお楽しみに♪

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