Popular Music Method

その音楽力を、確かなものにしよう。

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Popular Music Method
こんな悩み解決いたします!

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何から手をつけて良いかわからない。

学んだ知識をうまく実用できない。

楽譜の読み書きができない。

コードの構造、進行が分からない。

メロディに合ったコードが分からない。

作曲、編曲の方法が分からない。

即興演奏ができない。

演奏が上手にできない。

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学習内容別フロー

あなたの目標に合わせて、必要と感じた章だけを学習できます。

book contents
音楽理論をくじけずに学びたい

Popular Music Methodとは

音楽理論をくじけずに学びたい

全ての人にお勧めしたい本です

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note はじめに

 音楽について何かしらの知識を学ばなければいけないと感じる音楽家は多いと思います。それは壁にぶつかった時や、不安を抱えている時、目標と現在の状態にギャップを感じ「このままではいけない!」と、音楽理論に興味を持った人も少なくないでしょう。もちろん音楽理論を学ぶ事は、次のステップアップする方法の一つである事は間違いありません。しかしながら学んでいる途中で挫折したり、学んだ知識が十分に生かされていない状況が多く見られます。この現実から言える事は、学んだ内容を実用し、新しい発見や満足が得られなければ学習が継続できないという事です。

note 目標を達成させるために

 音楽における目標を達成するには基礎を学び、時に幅広い知識が必要となり、それを習得するには時間がかかる場合もあります。さらに演奏力や音楽の理解力の双方の向上が欠かせませんが、必要な知識の種類や量は人それぞれ違ってきます。この本「Popular Music Method」には楽譜の読み書きなどの基礎から始まり、クラシックやジャズなどの実用できる理論の学習を目的としています。

note Popular Music Method

 音楽理論で学んだ事を実用できると良い、言う事は頭で分かっていても、現実に使う状況になると一筋縄でいかない事は多々あるでしょう。楽譜の読み書きが障害になる場合もあるでしょうし、専門的な音楽用語に混乱する場合もあります。また、何をどれぐらい学ばなければいけないのか、先の見えない学習を行うことも意欲の低下に繋がります。だとしても音楽的な悩みを解決する為に、先人達の考え方や音楽理論を学ぶ必要があります。それが「音楽理論や知識を実用する方法」すなわち「Popular Music Method」(一般音楽方法論)です。

note 学習方法

 学習方法としては、基本的に第1章から順番に進められるように体系付けられ、序章は読み飛ばしても構いません。また次の学習フローで、自身に必要と感じた章だけを学習しても良いでしょう。ただしひとつお願いがあります。学んだ知識や手法は必ず音に出し、聴いてください。学んだ知識は音に出して初めて、自身の一部となるのです。

note 日本語と英語

 本書には日本語と英語の用語が記載され、両方の索引があります。これによって将来的にさらに専門的なクラシックやジャズの理論を学ぶための助けとなるでしょう。また日本語や外国語の用語を理解することで、ロックやクラシック、ジャズなどの異なる音楽スタイルを背景に持つ人たちや、世界中の音楽家とコミュニケーションを取る事も可能になります。

note 悩みを解決

 理論的に作られた音楽が、必ずしも良い音楽とは限りません。そして実際の音とイメージした音に違いを感じるからこそ、理想の音楽を追い求めるのです。様々な手法を試行錯誤して理想の音楽が形となった時、初めて自分が求めていたコードの響きやリズム、メロディなどの音楽的な意図は何だったのか理解する事ができるでしょう。「Popular Music Method」が音楽的な不安や悩みを取り除き、理想とした音楽を表現する事を、そして充実した音楽生活に貢献できることを切に祈っています。

著者より、読者の皆さんへのメッセージ

知りたいと感じ、必要と感じた事を正しく理解する事が、優れた音楽家への一歩です。

 音楽理論の学習や楽譜の読み書きに苦手意識を持ったり、抵抗を感じたりする人は少なくありません。楽器を演奏する多くの人は「好きな音楽を思い通りに弾きたい」と願っています。だからこそ、楽器ではなくペンを持ち、ステージではなく机に向かう地味な学習は、理想とはかけ離れた姿に思えるでしょう。また、理論的な知識がなくてもパソコンで手軽に音楽制作ができる時代ですから、学ぶ必要性を感じないのも当然かもしれません。

 しかし、音楽を続けていると誰しも「この音楽はどうやって作られているのだろう?」「どう演奏しているのか?」「何の音が鳴っているのか?」といった疑問に突き当たる瞬間があります。その答えは聴いている音楽の中にありますが、簡単には見つけられないもどかしさを感じたことがある人も多いでしょう。音楽史に名を残す偉大な先人たちが編み出した技法であればこそ、すぐに理解できないのも無理はありません。また、複雑に加工された音や重ねられたハーモニーを聞き取る力は、一朝一夕で身につくものではありません。

 それでも、音楽的な技法や知識を短期間で自分のものにすることは、あなたの目標に最短距離でたどり着くための最善策となります。もちろん、世界中の音楽すべてを理解することは不可能です。しかし、知りたいと感じたことや必要だと思ったことを正しく理解することが、優れた音楽家への確かな一歩となるのです。

 『Popular Music Method』は、これまで私が指導してきた多くの若い音楽家たちからの質問や悩みを解決する最適な方法を模索する中で生まれました。彼らの疑問に真剣に向き合い、その解決策をまとめるために、およそ10年もの歳月を費やしました。音楽に情熱を注ぎ、真剣な眼差しで取り組む若い音楽家たちの力になりたい——その思いを込めてようやく完成に至りました。本書は、音楽史における知の遺産のほんの一部に過ぎませんが、未来の音楽への架け橋となることを心から願っています。

 カウントが始まる。指揮者がタクトを振り上げる。音楽は、始まる前からすでに始まっています。音楽と向き合い、探究心を持ったその瞬間から、あなたの音楽人生はきっとより豊かで実りあるものになるでしょう。

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